生物多様性シンポジウム in 動物園2015.11.29
レジャー施設、子ども向けの娯楽施設と思われがちな動物園ですが、その役割は多岐に渡り、また、現代人にとって動物園が果たせる役割は大きいと思っています。 今回、動物園でシンポジウムを開催したのは、動物園の役割を多くの方々に知ってもらう、そして、動物園に暮らす野生動物から、今、地球で起こっていること、また身近な自然で起こっていることを知ってもらうという目的がありました。 私たちの豊かな暮らしの陰で、多くの自然が失われ、多くの命が失われようとしています。「自分たちにできることで、自然にお返しがしたい。」このかぐや媛の思いに、共感し賛同し行動してくださる人の輪が広がることを願って・・・ シンポジウムは旭山動物園 板東園長を講師にお招きし、基調講演とパネルディスカッション、そして。子ども向けの環境学習会をクイズラリー形式で同時開催しました。板東先生のお話は笑いあり涙ありの大変興味深い内容で、「人間は豊かさの陰で、動物から多くのものを奪ってきた。今度は人間が恩返しする番だ」とおっしゃっていました。 動物園の動物たちは可愛いです。しかし、可愛いだけで終わらせたら、この子たちに申し訳ない。この子たち野生動物が発しているメッセージを受け止めてあげないといけない。まずは、知ってもらうことからだと思います。 お世話になった講師の先生方、動物園の皆様ありがとうございました。
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