かぐや媛の思い −すべてはつながっている−


アフリカゾウの家族

 
全ての生き物には人間と同じ大切な命があります。
その命は対等であり、人間の命同様尊いものです。
ひとつのいのちが他の生き物のいのちになり、それがやがて私たち人間のいのちへとつながっています。
また、山から出る水は川となり街を通り海に流れ、山・街の環境は海の生き物のいのちに大きく影響してきます。
山に棲む微生物から動物、魚そして人間まですべて、この地球上のものはつながっているのです。


人間は、豊かさと発展を得るために、自然を破壊し、動物たちの棲むところを奪い、むやみにその尊い命までも奪ってきました。
それがまわりまわって、このままでは人間も棲むことができない地球になってしまうかもしれません。

 
人間も生態系の一員であるという謙虚さを持ち、人間以外の生き物のことも考えて暮らすようにならなければ・・・共に生きるという方向に目を向けなければ・・・

殺処分されるイヌやネコ、棲息地の破壊や密猟によって命を失う野生動物、悲しいできごとは、残念ながら今でも続いています。
日々、いのちをいただいているということに感謝をし、いのちをいただいているのだから、せめて他のいのちにお返しをしたいという思いを、何か形にすることはできないか、いつもそんなことを考えていました。

そんな時、とべ動物園のアフリカゾウ家族のことを知ったのです。
28年前とべ動物園にやってきたアフとリカは、アフリカでみなし子だったということ。そしてこの地で子供を産み、今家族で一緒に暮らせているということ。私たち人間にもそれぞれ家族の物語があるように、アフとリカにも家族の物語があります。
もし、あの子たちの親、家族の命を奪ったのが、私たち人間だったとしたら・・・
今、家族で一緒に暮らせているゾウたちのために、何かをしたいと思ったのです。

動物園にいる動物たちは、人間の力を借りてしか幸せに生きられる道はありません。

私たちは、小さな団体にでもできることから始めました。
・身近にある動物園に関わりながら、飼育員さんの命に向き合う姿を通して、命の重み・命の尊さ・人間と動物の絆について学ばせていただく。
・里山の生物多様性の手助けになるよう環境整備のお手伝いをしながら、廃棄される竹をゾウさんのエサとして活用してもらう。
・アフリカゾウ家族の絆、人間との絆を守るため、そして、未来の子供たちがいつまでも、アフリカゾウの家族の姿を見ることができるように、夢のサンクチュアリ建設のための基金集め。

この活動が、私たちの物語の第一幕となりました。


about us

 団体名  かぐや媛 
 設立  2011年10月1日
 代表者  山岡 ヒロミ
 電話  090-5710-7527
 E-mail  taketori@kaguyahime.org


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